2016年9月23日金曜日

喜怒哀楽をうまく伝える

老若男女問わず、自分の気持ちを伝えることに難しさを感じる人が増えているように感じます。
一方的に主張する、逆に一切表現せずに自分だけ我慢していたり・・・なかなかちょうどよい加減というのが難しいようです。


~感情は自分のもの、だから自分の責任で表現していい~

「感情表現を考えるうえで重要な前提は、人間は感情をもっている動物であり、しかも非常に多様で複雑な感情をもつことができるということです。ということは、人間は様々な感情をもってよいし、それらを表現してもよく、表現してはならない感情はないということです。

しかし、私たちは日頃そのように考えて生活していないようです。表現してもよい感情、してはならない感情を区別し、さらに表現してもよい人、してはいけない人を決めているようです。

大切なことは、自分の感情をどう表現するか、相手に脅威や不愉快な思いを与えないで伝えられるか、そしてどのようにして相手の感情もきちんと受けとるようにするかです。
感情を表現しようとするとき、心得ておくと助けになる事実は、「感情は自分のもの」であり、自分の責任で表現できるものだということです。

たとえば、誰かが大きな音を立ててギターを弾いていたとしましょう。それを聞いて、「うるさい!」と不愉快になる人もいれば、「すごい!」と聴き入る人もいるのです。

つまり、あることに対する感情は、自分が起こしているのであって、ギターを弾いている人が起こしているのではありません。

そして、自分が起こしている感情であれば、必要に応じて自分でコントロールすることもできるわけです。感情は自分のもの、だから自分の責任で表現してよく、またできるということです。」

(図解・自分の気持ちをきちんと伝える技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ~平木典子より)

人間関係では、ときに予期せぬ反応があって動揺したり、反対にうれしくなったりすることがあると思います。どんな時でも、自分が『自分の感情のドライバー』として落ち着いて対応して行けるようになるといいですよね!