2013年9月20日金曜日

十五夜

朝晩は涼しくなり、半袖では少し肌寒い日もありますね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日は十五夜でしたね。ご覧になりましたか?
私はというと、駅からの帰り道にふと夜空を見上げた時に、まんまるの月が輝いているのを見つけるまで、すっかりそのことを忘れていました。

月があんまり綺麗に輝いているので、なんだかもったいない気がして、少しだけ速度をおとして月を眺めながら歩くことにしてみました。

そうやってゆったり歩いてみると、虫の声が聞こえてきたり、ひんやりとした風を素肌に感じたり、どこからともなくカレーのにおいがしたり…(^^)
月を眺めながらゆったり歩いたおかげで、それまで気づいていなかった音や感触や匂いと、「それまで気づくことができなかったこと」に気づくことができました。

新しい発見を驚いたと同時に、なんだか得をしたような気分になったのを覚えています。
おかげで、いつもと同じ帰り道を、いつもと違った心地の良い気持ちで歩くことができました。

不思議な話なのですが、そこに確かに「ある」はずのものなのに、意識を向けなければ、見えなかったり、聞こえなかったり、感じられなかったり…ということが多々あります。

そうやって少しだけ意識を外側に向けてみることで、自分の感覚に気づくことができ、心に余裕が出てくることもあります。

皆さんも、ふとした時に立ち止まってみる、あるいはちょっとだけ速度を緩めて歩いてみませんか。いつもの駅までの道や、学校までの道などなど…いつも通っているはずの道で、新しい発見があるかもしれませんよ。